新学期を前に改めて再認識しておきたい「内申点」について

2018-02-28 18:54

春になり、新学期を迎える日がやってきました。気分も改たに勉強を頑張ろうと思っているお子さんも多いことでしょう。目指すは高校入試!ということで、入試で重要になる内申点についての基礎知識をおさらいしておきましょう。

内申点はなぜ重要?

◎公立高校受験に使われる
公立高校入試では、調査書と学力検査の2つで合否が決定されます。調査書(内申書)は中学校に作成してもらい、受験校に提出する書類です。この内申書の中で、教科に関する評価を点数化したものを内申点といいます。中学校は9教科・5段階評価ですから、単純計算すればオール5なら45点になりますが、具体的な算出方法は都道府県ごとに異なります。

たとえば、大分県では、平成30年度入試から内申点の換算方法が変更されました。中学1年生から中学3年生までの評定により算定され、特に3年生の評定が重視されます。内申点と学力検査の比率は都道府県により異なりますので、予め確認しておきましょう。概ね学力検査に比重を置く学校が多いようです。ちなみに、東京都では、平成28年度から学力検査と調査書の比重は、7:3となっています。

◎私立高校でも推薦入試で使われる
私立高校では、推薦入試の際の推薦基準(推薦入試に出願できる基準)が内申点で決められています。推薦入試では面接や作文、適性検査などの試験が行われますが、たとえば、5教科で20以上、9教科で36以上といったように、出願時に内申点で一定のふるいがかけられているのです。

もっとも、内申点については、部活動や資格試験などを評価、加点する学校もあります。何をどう評価するかは、学校ごとに異なりますから、受験する場合は、事前に出願基準をしっかり把握しておく必要があります。

内申点のつけ方

◎都道府県ごとに評価が異なる
何年生のときの評定(5段階評価の成績)で算出するのか、どの教科をどう評価するのかは、各都道府県ごとに異なります。これを換算内申点といいます。

たとえば、東京都では3年生の成績、埼玉県では中1・中2・中3の成績、神奈川県では中2・中3の成績を元に内申点を算出します。また、各教科の評価については、東京都では主要5教科(英数理社国)の評定はそのまま、主要5教科以外の実技4教科(体育、美術、音楽、技術家庭)は2倍にして算出します。これは、ペーパーテストでは測れない実技科目を正しく評価するためです。したがって、東京都では換算内申点は65点満点になります。また、埼玉県では全学年での評定をもとに算出しますが、3年生のときの評定の比率が最も重くなります。内申点の詳しい換算方法については明確にしていない都道府県もあります。

内申点には3年生の成績が必ず含まれますが、何学期まで入るかは学期制により異なります。3学期制を取っている学校では2学期の成績すべて、2期制の学校では2学期の中間テストまでを基準に内申点が算出されます。

◎相対評価で5段階
内申点は、「観点別評価」による評定が元になります。観点別評価とは、学習指導要領で定められている4つの教科目標「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」を絶対評価で評価したもので、A・B・Cの3段階がつけられます。そして、Aが○つなら評定を5とする、といったように評定がつけられます。

内申点対策として重要なこと

上記に見たように、内申点は高校入試の合否判定の際に、とても重要な役割を持っているものです。内申点だけで合否が決定されるわけではありませんが、内申点が高ければ、それだけ入試の選択肢が広がります。

ただし、問題は一朝一夕にはよい内申点はえられないことです。都道府県によっては中1からの評定も入るので、中1から定期テスト対策をしっかりやっておく必要があります。中学に入ると部活動なども忙しくなりますが、日々の勉強も怠らず、しっかりこなしていくことが大事です。

まとめ

内申点のつけ方や選抜における比重は都道府県や学校によって異なりますが、内申点が入試で非常に重要であることは間違いありません。中学生になったら3年後の受験を見据えて、お住まいの地域の内申点について一度きちんと調べておくことをおすすめします。

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