小学校におけるプログラミング教育について

2018-05-31 19:48

いま教育界が大きな変革を遂げようとしていますが、小学校では外国語教育とともに、プログラミング教育に大きな注目が集まっています。具体的にどのような教育がなされるのでしょうか。現在までにわかっていることをまとめてみました。

プログラミングが導入される背景とは

今回改定された学習指導要領は、2018年度からスタートし、2020年度には全面的に実施される予定です。この新しい指導要領によれば、英語・道徳が教科化されるとともに、プログラミング教育が始まることになっています。

こうした変更の背景には、最近話題になっているAI(人工知能)などIT技術の急速な進歩があります。いまの小学生が大人になる頃にはいっそうIT化が進み、今ある職業の多くが無くなってしまうともいわれています。このような社会変革の中、コンピューターの基礎知識があることは社会人として必須になるにちがいありません。

そこで、小学校のうちからコンピューターの仕組みを理解し、コンピューターを使える子どもを育成しようという狙いでプログラミング授業がスタートしました。

小学校ではどんなことを学ぶ?

プログラミングなんて難しそうで、子どもの負担になるのでは?と心配する親御さんもいるかもしれませんが、ご安心を。小学校で学ぶ予定のプログラミングは、あくまでコンピューターの基本的な作られ方を学ぶもので、いわゆるプログラマーが行うような高度なプログラミングを習得させるわけではありません。「プログラミング」という新しい教科が創設されるわけではなく、あくまで既存の教科の枠組みの中で、各学校の判断によって教えていくことになります。

すでに2012年度から、中学校ではプログラミングが必修になり技術家庭科の中で授業が行われています。中学校では車型ロボやLEDを制御したり、アニメーション制作をするなど、やや高度な内容を学んでいますが、小学校では教材も感覚的に触って使えるプログラミング言語が導入されるので、「パソコンなんていじったこともない!」という子どもでも楽しく学べるようになっています。

小学校の段階でより重要なのは、身の回りのものがプログラミングという仕組みで動いているのだということに気づくことです。さまざまなものがコンピューター制御されており、そのコンピューターはプログラムという仕組みで動いていること、プログラムが作れればいろいろなものを自分でも動かすことができるようになるのだということに気づくきっかけとして、小学校のプログラミング授業は位置づけられているようです。

プログラミングを学ぶことで得られるもの

プログラミングの楽しさは、試行錯誤を繰り返しながらモノを完成させていくことにあります。

2021年1月からセンター試験の代わりに導入される大学入学共通テストでは、自分で課題を見いだし解決する思考力が問われる問題が増えますが、プログラミングはまさにそのような思考力を身につけるために役に立ちます。

たとえば、あるキャラクターを思い通りに動かしたいと思ったら、正しいプログラムを組み込む必要があります。「ここをこうプログラムすればこう動く」と入力から出力を予想するという論理的な思考能力を駆使する必要があります。日本人は論理的な思考力が弱いといわれていますが、プログラミングの授業を通じて論理力が鍛えられるかもしれません。

また、中学校のプログラミングの授業では、ネットワークやセキュリティについても学んでいます。子どもの間でもスマホの普及率がとても高い今、こうした知識を早めに教えてもらうことはとても大切なことといえます。

まとめ

プログラミングの授業は子どもが楽しく学べるように工夫されているので、子ども達は意外とすんなり順応するかもしれません。これまでにはなかった授業で自分の能力を発揮して欲しいものですね。

 

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