中3生のみなさん、こんにちは。
今回は、模試とその成績表を使った勉強について少しだけ書いてみたいと思います。
模試を受けたみなさんが最も気にするのは
・偏差値
・判定
だと思います。
ところが先生たちはみな、今の時期(1学期)は偏差値や判定よりも、
・どんなところを
・どんな風にまちがえていて
・どういうアドバイスをすればこの生徒が成績があがるのか
にこそ執心しているのです。
最もその情報が得られるのが、小問ごとの正誤表です。
これは上野丘突破模試の成績表です。
・苦手な問題(平均正答率が高いのに自分が間違っている問題)には赤
・得意な問題(平均正答率が低いのに正解できている問題)には水色
がついています。
(★印は同じ位の成績の生徒との比較で、今の成績で正解できていた可能性が高い問題ですが、これが分かるのは上野丘突破模試の特長のひとつです)
他の模試でもだいたい同じようなものが掲載されていると思います。
基本的には赤もしくは★の問題を優先的にやり直しをしていくのですが、いくつか注意点があります。
①間違った問題だけをやりなおしても、次回の模試で同じ問題が出てくるとは限らない!
②間違った問題のやり直しをしても、もしかしたらできていない原因はほかのところにあるかもしれない!
③全ての誤答をやりなおすのは、もしかしたら効率の悪い勉強かもしれない!
ひとつずつ説明していきましょう。
①おそらく、次回の模試では今回の模試とは違う問題が出てくるでしょう。
ですから、誤答だけをやり直すのではなく、
その周辺の知識や、それに関係する例題を選定して、
それらをやり込む必要がありますね。
②思考力を要する問題ができなかったからといって、
足りないのは思考力だけとは限りません。
もしかしたら、
数学ならその前提となる典型問題を解けないのかもしれません。
英語なら、単語や熟語の知識が不足しているのかもしれません。
国語なら、読解の前提となる接続詞や語彙についての知識が不足しているのかもしれません。
「なぜできなかったのか」を分析する力がなければ、根本の原因にまで踏み込んで改善することはできません。
③これは、今の自分の学力や、合格したい学校によって変わってきます。
目指すべき目標によって、どの難易度の問題ができるようにならなければいけないかは変わってくるでしょう。
トップ高を目指すのであれば、正答率が30%未満の問題もできるようにする必要があるでしょう。
そうでなければ、難しすぎる問題に取り組むのは無駄が多いかもしれません。
というわけで、
どの問題をどのように取り組むべきかは一人ひとり違ってきます。
これを自分の判断だけで最適な勉強に落とし込むのは至難の業です。だって、高校入試は人生で初めて経験するのですから。
そこで、経験豊富な東セミ先生を思いっきり頼りましょう。思いっきり。
もちろん、成績表の返却時にアドバイスはもらっていると思いますが、
時間がたって、もし自分がどのように勉強していけばよいか分からなくなってしまったら、
ぜひ、もう一度、そして何度でも、東セミの先生に相談しましょう。
どの科目を、どの単元から、どの教材をつかって、いつまでに・・・
成果が出やすいものや、優先順位の高いものなど、成績をあげるために必要なアドバイスや目標を設定してくれますよ。
さらに、もらったアドバイスをもとにたてた勉強計画が、どの程度進んでいるかは、積極的にこまめに先生に報告しましょう。
もし計画とのズレが出てきている場合には、さらなるアドバイスももらえますよ。やる気もアップさせてもらえるでしょう!!
この夏、ぜひ一緒に頑張って成績をあげて、合格を手繰り寄せていきましょう!