先日、ある生徒から、
「勉強しているのに成績があがらないんです。どうしたらよいでしょうか。」
という相談を受けました。
勉強しているのに成績がなかなか上がらないのは普通のことなんです。
成績が上がり始めるには、勉強開始からしばらくの期間が必要です。
この期間のことを、「プラトー」と言います。
この期間に、脳の中では獲得した知識を使えるモノにするために、知識の整理整頓や知識の成熟が行われているといわれています。
プラトーがどのくらいの期間続くのかは、人によって様々です。
1か月程度の場合もあれば、10か月近くも続く場合もあるでしょう。
大事なのは、「勉強しているのに成績がすぐに上がらないのは当たり前だ」と知っておくことです。
さらに、「プラトーを乗り越えたら成績は急上昇する」ということも知っておきましょう。
ですから、成績が上がらない期間に突入しても、焦ったりあきらめたりせずに正しい勉強を続けていくことが大事ですね。
目に見える成績以外に、達成感のある仕掛けを用意して、モチベーションが下がらないように工夫するのも一つの手です。
東セミで行っている「合格赤ペン」はまさにこの取り組みのひとつだといえるでしょう。
成績の上がり下がりに関係なく、赤ペンの消費量を努力の指標として考えていくとよいですね。
他にも、いろいろなモチベーションの維持の仕方や、プラトーの期間の勉強の仕方などあります。
同じような悩みをお持ちの東セミの生徒さんはお通いの教室の先生に相談してみてくださいね。