こんにちは!大分の学習塾Tosemiの和田です。
今回は、中3生とその保護者の皆様に向けて書いていきます。よろしくお願いします。
さて、みなさんは2020年度の高校入試で合格を勝ち取るためにどんな勉強をしていけばよいと思いますか。
おそらく、学校で配布された教材(新研究)を3回繰り返すとか、塾教材で応用力をつける。または、模試のやり直しの徹底など、しっかりビジョンを持った答えをお持ちのことだと思います。
しかし、これだけでは足りなくなって来ていると私は考えています。
なぜなら、2020年度は大学入試改革が行われる年で、高校入試が受ける影響も考えて勉強していかなければならないからです。
今回は、大学入試改革でどのような力が求められているか、そして、新傾向の入試問題に対応するために取り入れてほしい勉強についてお話します。
■入試改革で今後求められる力とは?
現在のセンター試験が終了し、2020年度から大学入学共通テストが実施されます。
過去2回プレテストという形で、その内容が公表されているので、そこから今後我々に求められている力というのが見えてきます。
問題の傾向をシンプルにまとめると3点です。
①日常生活や時事問題と結びつけた問題
②複数の文章や資料・グラフを読解・処理する問題
③論理的に考え、記述させる問題
です。
うーん、抽象的で分かりにくいなぁという方は、2019年度の大分県の数学の問題をご覧ください。
2019年度の数学の第3問は入試改革の影響を受けた典型的な問題でした。
「プロジェクターで映し出した画面の大きさと視聴者が見やすい位置について」の問題でした。・・・数学の問題です。
聞かれている内容レベルは従来と変わりませんが、問題文が長文で、多くの条件を整理しなければなりません。
さらに、「関数」「文字式」「三平方の定理」などさまざまな要素を使って解かなければなりませんでした。
入試の現場でこのような新しい傾向の問題に出会ったらと思うとゾッとしますよね。
■2020年度高校入試 新傾向の入試問題に対応するための勉強
まず、最初に断っておきますが、高校入試が変わると言っても問われる基礎は変わりません。ですから、今やっている学校教材や塾の学習は、学習の基本にすえてください。
その上で、今行っている学習が一通り終えた人から、2019年度の全国の入試問題を解いていってください。夏前に書店で「全国入試問題正解」などとして販売されています。そして、新傾向の問題に出来るだけ多く触れることが大切です。