成績アップのヒント

2020-05-16 12:00
12日から始まったPassionの双方向授業。
最初は心配していましたが、先生も生徒の皆さんも頑張ってくれていましたね!
みんな、飲み込みが早くてびっくりします。
来週からは通塾しての対面個別授業も再開していきますが、
在宅での双方向授業も行っていきますので、楽しみにしてください!

 

 

さて、今回のコロナウイルスでの自粛生活中に、面白い本を読みましたのでご紹介します。
去年刊行されて話題になった新井紀子さんの「AIに負けない子どもを育てる」(東洋経済新報社)という本です。
著者の新井さんは、以前に刊行された「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」で次の問題を紹介して話題になりました。

<問題>

以下の文章を読んで、かっこに入る言葉を選びなさい。

「アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。」

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

セルロースは(     )と形が違う。

(1)デンプン (2)アミラーゼ (3)グルコース (4)酵素

 

 

以上の問題ですが、答えは分かりましたか?
この問題を東京大学の大学院生に出題したところ、正答できたのは日本人ではなく中国からの留学生だけだったというショッキングな結果が紹介されています。
「日本語で書かれているし、短いから読めばわかるよね」と思いがちですが、
意外と読めていないことが多いということに気づかせてくれる内容でした。
今回の「AIに負けない子どもを育てる」では、
読解力テスト(RSTテスト)が成績と関係があることを取り上げています。
例えば理科の成績が伸び悩んでいるなら、問題文を読めているかを確認する。
科目知識を身に着けることももちろん大事ですが、
成績をあげるためには違ったところに注目することも大事ですね。
これから生徒の皆さんに活かしていきたいと思う内容でした。
ちなみに問題の答えは(1)デンプンです。
東大生に勝てたかな?
大分・宮崎の学習塾 東セミ森町Passion 鈴木
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