大分宮崎の学習塾Tosemi 佐藤です。
6月は小・中・高各学年の公開テスト月です。
何と!年長さん用のテストもあり連続受験することで、13年間の学力推移を積み重ねることができます。しかも無料で!
テストを受けるたびに『頭がよくなる問題』に出会う『全国統一テスト 』みなさんもご参加しませんか。
全国統一小学生テスト 6/28(日)
全国統一中学生テスト 6/21(日)・6/20(土)どちらか1日。
全国統一高校生テスト 6/21(日)
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今回は…
テーマ:『き』=聴くスキル
何を『伝えたか』ではなく、何が『伝わったか』
①『か』=環境作り
②『き』=聴くスキル
③『く』=クエスチョンのスキル
④『け』=計画のスキル
⑤『こ』=こころのスキル
さて、先週に続き『かきくけこ』の法則についてお話しさせていただいております。
前回は2回に分けての『か』=環境作りのお話でした。
今回は『き』=聴くスキルについてお話を進めていきましょう。
②『き』=聴くスキル
なぜ『聞く』ではなく『聴く』なのか。
既にご存知の方、あるいは鋭い方はもうお分かりのことでしょう。
≪聞く≫ではなく≪聴く≫スキルです。≪聞く≫は、たまたま他人の家の門前を歩いていると、『なにやら音が聞こえるな。』と耳を傾ける。つまり、受動的な聞き方です。
それに対して≪聴く≫は耳+目+心の全てを駆使して相手の言わんとすることを積極的に聴くという能動的な態度ということになります。
ホント漢字というのは実によくできていますね→皆さん国語力は漢字からですよ~
- 聞きながら、自分のことを考えていませんか。
早速ですが、ご家族の中の誰かとの会話を思い浮かべてみてください。相手が何かを語りかけています。あなたは、最後まで相手の話をキッチリ聴いているでしょうか。おそらく、相手の話しの内容が分かりかけてきた瞬間に次の自分の返事を考え始めていませんか。
実はたいていの人はそうしながら会話をしています。私もそうでした。会議などで誰かが発言していると…その途中でもう自分の話を組み立て始めていました。(話に追いつかないことが多いですが…(涙))もし相手がこれを察知したとすれば実に感じの悪い行為ですね…。
- 『聴かれていない』は存在否定!
お子様に目を転じてみましょう。もし、お子様が何かを言い始めたときに、あなたが次の言葉を考え始めたり、さえぎってしまったりすると、お子様は彼らなりの鋭い感性でこれを察知します。そして、時には『自分は聴かれていない』→これが続くとひいては…『自分は必要な存在ではない』のように思考を巡らせ、孤立感を高めていくことにもなりかねません。
- 子どもたちの間接的言動には注意!
さらに、これはこれまでの経験則に基づいたお話ですが、『子どもたちは言いたいことをストレートに言わず、遠まわしに言ったり、全く別のことに置き換えて言ったりします。』いわゆる『気づいてよ!』のサインといったところでしょうか。
①いつもと違う何となくしどろもどろの話しをする。
②目線が下向きでなかなか目を合わせてこない。
③いつもしないようなこと、(例えばバタバタと音を立てて階段を上る。大音量でCDを聞いている等)が見受けられる。
こんな時は何かしら『本当は聴いて欲しいこと』があることが多いようです。まくし立てるのではなく、優しく切りだしてあげてみてください。
- オウム返しで安心感を与える
最後にこの『傾聴のスキル』に付随して『オウム返し』というテクニックがあります。
①相手の言葉をそのまま返す
②相手の言葉を一部言い換えて返す
③相手とは全く異なった言葉遣いをするが、言っていることは同じ
当然、①→③に行くほど高度なテクニックということになりますが、お子様の視点で見ると『ああ、ちゃんと聴いてくれているな。家族の一員としての存在感を感じるな。』ということになってくるのです。
- 『傾聴のスキル』はコーチングの核
『傾聴のスキル』はコーチングの中ではかなり重要視されています。いずれかの機会にまた取り上げたいと思います。
それでは、今回はこの辺で・・・
。急に暑くなりました。マスク着用だからこそしっかり水分補給ですね。