みなさん こんにちは
大分・宮崎の学習塾 佐藤です。
別府地区では、今日17日(金)の中学の期末テストをもって、いったん定期テストは終了です。
来週には 『すごっ!』をお伝えできると思います。ご期待くださいね。
さて、毎週金曜日は『Tosemi流コーチング』ということでお届けしております。
前回までの『かきくけこ』のスキルに続いて、今回から数回に分けて
『子どもたちの口ごたえ』
について書き込んでいこうと考えています。
※バックナンバーもありますのでご覧くださいね。
テーマ:子ども達の口ごたえ
(1)口ごたえをする5つのわけとは
① 自分の存在意義の確認
② 親自身の言葉遣いや皮肉
③ マスメディアの悪影響
④ 子育て専門教育者の悪影響
⑤ 親子関係から仲間関係へ
反抗期に入ったお子様、どんな理由で口ごたえをするのでしょうか。
実は、ハッキリとした理由があります。
理由を考え、良好な関係作りの方法をご紹介していこうと思います。
ではでは Let’s go !
【あるシーン…】
14歳の優子が学校から帰ってみると、母はリビングでお隣の佐藤さんとお話していました。
優子はドアを半開きの状態で『理恵ちゃんのとこに行ってくる。』と言ってクルリと向きを変えようとしました。
その時、佐藤さんが『こんにちは、優子 ちゃん』と声をかけましたが、優子は佐藤さんの 挨拶を無視し『晩御飯も理恵ちゃんのところで食べてくるから。』と言いました。
ばつの悪い母親は『早く帰ってくるのよ』と声をかけましたが、戻ってきた答えは
『わかった』
というものでした。
母親はこの雰囲気を何とかしようと『思春期だからね』の一言でその場を収めようとしましたが、もちろん雰囲気が変わるはずもありません。
佐藤さんの方はというと、何とかこの親子に割って入ってあげなきゃ!と思ってはいたものの、そのやり取りにひるんでしまい、瞬時に自分の体が石のように固まったように感じただけで した…。
よくあるシーンではないでしょうか。
★『口ごたえ』は言葉とは限りません!
上のシーンには、私たちにとっての重要な示唆が含まれています。優子の言った台詞はたったの二つしかないのです。
しかしその態度には、お隣のおばちゃんを凍りつかせるほどの威力がありました。口ごたえは言葉だけとは限らないということなのです。
忙しい毎日ですが、お子様の一挙手一投足の変化までみのがしてはなりません。
さて、それでは子ども達の『口ごたえ』の理由を順次考えていくことにします。
①自分の存在意義の確認
我々大人もそうですが、他者から存在を否定されることほど怖ろしいことはありません。
子ども達だっていつも自分の存在意義を確認する手段を探しているのです。その際にとってしまう行為が、
『自分の力の誇示』や
関心をひきつけようとする行為=(口ごたえ)
というわけなのです。
②親自身の言葉遣いや皮肉
二つ目の理由は以外に身近なところにあります。
それは、親自身が自分の配偶者や家族に向けて、あるいは友人や 知人に向けて発する乱暴な言葉なのです。
『気のおけない相手だから・・・』というわけですね。
更に言うなら、子ども達の行動をやめさせるときにも口汚く罵ったり、イヤミや皮肉を用いたりしますよね。
これも『口ごたえ』の大きな理由のひとつなのです。
★子は親の背中を見ながら育つ自分の鏡!
③マスメディアの悪影響
三つ目の理由として、テレビドラマや映画、そしてそれらを収めたDVD、そしてtoutube等のメディアの急速な普及です。
子どもというのはメディアの中でも特に『刺激的』な言動に非常に大きな影響を受けることが、多くの研究により証明されています。
例えば、かっこいい空手家が主人公の映画を観た後の子どもは、公園で遊んでいる友達を殴りたくなる衝動にかられ、テレビドラマで親に口ごたえするジャニーズ系少年を観ては、『あー、かっこいい!』となるようなのです。
では、見せなければいいのでしょうか。
この答えは来週以降書き込んでいきますね。
皆さんもお考え下さいね。