毎週金曜日は…『コーチングの日~かきんくけコーチング♪』

2020-07-24 14:15

みなさん こんにちは!

大分・宮崎の学習塾 Tosemi 佐藤です。

 

世間では4連休。そしてTosemiでは…

 

夏期講習真っただ中です!

 

自己最高を超えるべく学習してくれています。

みんな~!がんばろうぜ!

 

 

さて、そんな中ですが…

 

緊急開催!

Tosemi 小学生 将棋大会

 

を行います!

詳細は後日HP・グログでもお伝えします。ご期待ください!

 

 

さて、毎週金曜日は『Tosemi流 コーチング』ということでお話しさせていただいています。

 

 

テーマ:子ども達の口ごたえ

(1)口ごたえをする5つのわけとは?

①自分の存在意義の確認(前回)

②親自身の言葉遣いや皮肉(前回)

③マスメディアの悪影響(前回)

④子育て専門教育者の悪影響 (今回)

⑤親子関係から仲間関係へ  (今回)

 

さて、前回から『子どもの口ごたえ』をテーマ に、それらの原因と対策について考えています。

前回、子どもが口答えする理由として3つのポイントを抑えました。

 

①自分の存在意義の確認(前回)親自身の言葉遣いや皮肉(前回)マスメディアの悪影響(前回)

 

 

今回はそれに続いて、もう2つのポイントを追加しようと考えています。それらは…

 

④子育て専門教育者の悪影響  ⑤親子関係から仲間関係へ

 

 

 

子育て専門教育者の悪影響

 

1950年代後半のお話です。

時の子育て専門学者スポック博士は 『進歩主義=児童中心主義』 なる論を展開します。

 

児童中心主義とは、

 

教師や親による子どもへの一方的な強制・詰め込みを批判して、子どもの個性や発達段階、置かれた環境などを適切に考慮するで、教育を子どもの自発性を尊重したものにす

べきだ』

 

という考え方です。

 

基本的には、私はこの考え方に賛成なのですが、一歩間違えるととんでもないことになりかねないとも考えます。

 

下線を引き強調させていただきましたが、前提はあくまでも

『子どもの個性や発達段階、置かれた環境などを適切に考慮する事

です。

 

残念ながら、日本にもいち早く紹介されたこの方法は、60年代以降『過放任』という形で失敗してしまいます。

(私の生まれる前ですが…)

いわゆる、『うちの子に限っては…症候群』というものです。

 

子どもの非行化や不良化は、すべて教師の教え方のまずさや、進路指導のまずさのせいにされてきました。

(うちの子はわるくない!)

この風潮はいまだに存在するように思います。

(親が子どもを信じたい気持ちは理解できます!)

 

残念なことですが、ギリギリまで子どもの行為を見守る

『経験主義』と『過放任』とではその根本が全く違います。

 

後者(過放任)の保護者様は、間違った信念に基づき、ご家庭においての最大の重要事である『しつけ』を放棄されているのかもしれません。

(よく面談の際に聞く『子どもに任せています』も当てはまりますね。経験見識の少ないお子さんは、まだまだ多くのことを考えることはできなせんよね…こどもが判断できるまで、ある程度は保護者の方がルートを示してほしい。自我ができれば保護者が敷いたレールに乗っかるか乗っからないかは、子どもが自分で判断するようになります。)

 

 (5)親子関係から仲間関係へ

そして更にこの『進歩主義の影響=子どもの自発性に任せる教育』により、家庭でも学校でも、子ども達は、親に縛られずに自分の好きなように行動し、

思ったことはすべて口に出すように勧められてきました。

 

こうするうちに子ども達は大人に見切りをつけ、見習うべき手本を友人に切り換え始めました。

 

つまり、子ども達は親子関係より仲間関係を重視するようになりました。

 

昨日まで口答えをしなかったお子様が突然それを始める。その背後には、たまたま遊びに行った家の子が、

親に口ごたえするのを見て、『ああ、カッコいい!』と感じた、そんな出来事があったのかもしれません。

 

特にご家庭における『しつけ』は重要な問題であると強く感じます。

ちなみに…Tosemiの理念に『思い出を作る』『躾をする』『成績を上げる』という項目があります。塾でも悪いことは悪いとわかるまでお伝えしています。

『背中を見せる』ことは大奨励ですが『背中を向ける』ことは止めてくださいね。

 

さて、2回にわたり 子ども達の『口ごたえの理由』をある程度書き込みしました。

次回から『どのように対峙していくか』を実例を交えてお伝えしていこうと考えています。

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