みなさん こんにちは!
大分・宮崎の学習塾 Tosemi 佐藤です。
世間では4連休。そしてTosemiでは…
夏期講習真っただ中です!
自己最高を超えるべく学習してくれています。
みんな~!がんばろうぜ!
さて、そんな中ですが…
緊急開催!
Tosemi 小学生 将棋大会
を行います!
詳細は後日HP・グログでもお伝えします。ご期待ください!
さて、毎週金曜日は『Tosemi流 コーチング』ということでお話しさせていただいています。
テーマ:子ども達の口ごたえ
(1)口ごたえをする5つのわけとは?
①自分の存在意義の確認(前回)
②親自身の言葉遣いや皮肉(前回)
③マスメディアの悪影響(前回)
④子育て専門教育者の悪影響 (今回)
⑤親子関係から仲間関係へ (今回)
さて、前回から『子どもの口ごたえ』をテーマ に、それらの原因と対策について考えています。
前回、子どもが口答えする理由として3つのポイントを抑えました。
①自分の存在意義の確認(前回) ②親自身の言葉遣いや皮肉(前回) ③マスメディアの悪影響(前回)
今回はそれに続いて、もう2つのポイントを追加しようと考えています。それらは…
④子育て専門教育者の悪影響 ⑤親子関係から仲間関係へ
④子育て専門教育者の悪影響
1950年代後半のお話です。
時の子育て専門学者スポック博士は 『進歩主義=児童中心主義』 なる論を展開します。
児童中心主義とは、
『教師や親による子どもへの一方的な強制・詰め込みを批判して、子どもの個性や発達段階、置かれた環境などを適切に考慮する事で、教育を子どもの自発性を尊重したものにす
べきだ』
という考え方です。
基本的には、私はこの考え方に賛成なのですが、一歩間違えるととんでもないことになりかねないとも考えます。
下線を引き強調させていただきましたが、前提はあくまでも
『子どもの個性や発達段階、置かれた環境などを適切に考慮する事』
です。
残念ながら、日本にもいち早く紹介されたこの方法は、60年代以降『過放任』という形で失敗してしまいます。
(私の生まれる前ですが…)
いわゆる、『うちの子に限っては…症候群』というものです。
子どもの非行化や不良化は、すべて教師の教え方のまずさや、進路指導のまずさのせいにされてきました。
(うちの子はわるくない!)
この風潮はいまだに存在するように思います。
(親が子どもを信じたい気持ちは理解できます!)
残念なことですが、ギリギリまで子どもの行為を見守る
『経験主義』と『過放任』とではその根本が全く違います。
後者(過放任)の保護者様は、間違った信念に基づき、ご家庭においての最大の重要事である『しつけ』を放棄されているのかもしれません。
(よく面談の際に聞く『子どもに任せています』も当てはまりますね。経験見識の少ないお子さんは、まだまだ多くのことを考えることはできなせんよね…こどもが判断できるまで、ある程度は保護者の方がルートを示してほしい。自我ができれば保護者が敷いたレールに乗っかるか乗っからないかは、子どもが自分で判断するようになります。)
(5)親子関係から仲間関係へ
そして更にこの『進歩主義の影響=子どもの自発性に任せる教育』により、家庭でも学校でも、子ども達は、親に縛られずに自分の好きなように行動し、
思ったことはすべて口に出すように勧められてきました。
こうするうちに子ども達は大人に見切りをつけ、見習うべき手本を友人に切り換え始めました。
つまり、子ども達は親子関係より仲間関係を重視するようになりました。
昨日まで口答えをしなかったお子様が突然それを始める。その背後には、たまたま遊びに行った家の子が、
親に口ごたえするのを見て、『ああ、カッコいい!』と感じた、そんな出来事があったのかもしれません。
特にご家庭における『しつけ』は重要な問題であると強く感じます。
ちなみに…Tosemiの理念に『思い出を作る』『躾をする』『成績を上げる』という項目があります。塾でも悪いことは悪いとわかるまでお伝えしています。
『背中を見せる』ことは大奨励ですが『背中を向ける』ことは止めてくださいね。
さて、2回にわたり 子ども達の『口ごたえの理由』をある程度書き込みしました。
次回から『どのように対峙していくか』を実例を交えてお伝えしていこうと考えています。