みなさん、こんにちは。
大分・宮崎の学習塾Tosemiかず家の加藤です。
かず家では、主に中学生の英語を担当させていただいております。
2020年からの大学入試改革で一番変革があると言われている英語。
4技能試験の導入、使える英語って何なの!?
と焦っている学生さんも多いですよね。
また、中学生になって本格的な英語が始まった!
6月中旬には市総体もあって部活三昧の毎日を送ってしまった!
6月下旬には初めての定期テストがあるのにどうしよう!
と焦ってきている中学1年生もいるはず。
そんな生徒たちに向けてのちょっとした英語の勉強法をアドバイスいたします。
(もちろん、中2・3生や高校生たちも参考にしてくださいね。)
■まずはここから■
英語の勉強法と聞いて真っ先に頭に浮かぶのはなんでしょう?
一番多いのが、「単語ってどうやって覚えればいいの?」という悩みだと思います。
小学校の英語の授業が必修化された。大学入試で4技能試験が必須となってきた。
とはいっても、言語の学習である以上語彙力を増やすというのは大事なことです。
東セミでも学校でも、毎時間の単語テストに追われているという子も多いかもしれません。
今までの学習指導要領では、中学校の間に1200語が必修とされていました。
しかしながら小学校での英語が必修となることで、覚えなければいけない単語の数は当然増えるわけです。
小学校で600~700語、中学校で1600~1800語となると言われています。
つまり、今までの倍以上の語彙力が高校入試では必要となっていきます。
■単語テストへの取り組み■
英語を嫌いを作る一番の原因が単語の暗記とも言われています。
・やってもやっても覚えられない。
・ローマ字読みで無理やり覚えたから、意味や発音が思い出せない
かくいう私も、単語の丸暗記は苦手です。
英検1級レベルの単語を一週間で100個覚えなさい、と言われてもお手上げです。
では何故、東セミでも学校でも単語テストを行っているのか。
それを話す前に、まずは人間の記憶力について少し述べてみましょう。
■エビングハウスの忘却曲線■
人間の記憶力は万能ではありません。
上のグラフの縦軸は覚えた割合、横軸が経過した日数になっています。
これを見てもらうとわかるように、記憶したものは一日経過するとその2/3が忘れ去られてしまうものなのです。
単語テストで授業前に覚えた!と思ってもテスト中に思い出せなかったり、家に帰るころには何が出たか忘れてしまったり・・・
これを見ると、「単語テストで一生懸命覚えるのって無駄じゃん!」と思ってしまいませんか?
実は、違うんです。
もう一つのグラフを見てみましょう。
こちらのグラフは、一度で終わらず定期的に復習した場合の定着率を表したものです。
一度で覚えられなかったものが、適切な復習をすることで覚えられるようになるということです。
英単語の場合は、6回期間を置いて繰り返すと覚えられるようになるとも言われています。
■東セミでの取り組み■
東セミではこの仕組みを活かして、一週間に2回同じ範囲の単語テストを行っています。
自動的に少なくとも2回は復習の機会を作っているわけです。
それによって、より英単語を覚えやすくなる仕組みを作っています。
まず中1生に伝えたいのは、「英単語を覚えてもどうせ忘れるから無駄だ」「忘れてしまうからしょうがない」と思わないで欲しいんです。
「この繰り返しが1ヵ月後、1年後、入試前になったら活きていくんだ」
「普通は忘れてしまうんだから、そこからどう覚えていくかの工夫が大事」
と考えて欲しいことです。
次回は、この単語の覚え方の工夫についてまた述べてみたいと思います。
お楽しみに!