みなさんこんにちは!!
大分県教育委員会より、令和3年度大分県公立高校入試の平均点が発表されましたね。
さっそくですが、昨年の入試のポイントや来年の入試に向けた対策についてお伝えしていきます!
Ⅰ.令和3年度の傾向
まず令和3年度の科目別平均点は下記の通りでした。
国語:129.8点
社会:135.1点
数学:133.0点
理科:133.9点
英語:125.8点
合計:157.5点
過去の平均点と比較すると下のようになります。
大きく3つの特徴がありました!
★5科目平均UP
平成31年度が150.5点、令和2年度が154.2点、令和3年度が157.5点と年々UP傾向です。
「平均点UP=解きやすい問題の増加」といえます。
そのためミスなく解けた人が高得点を取れる入試となりました。
240点以上の高得点者も増加しています。
★英語の大幅DOWN
平均点が昨年度からなんと-9.1点の大幅DOWN…
この原因はリスニングの難化、出題形式の変更などいくつか考えられます。
結果として、40点以上の高得点者が少なくなっています。
40点以上の高得点者の割合が減少したことから、上野丘高校や舞鶴高校を受験した生徒は、英語で差がついた入試だったと考えられます。
また10点~29点の得点者の割合が増加したことから、偏差値50前後の学校を受験した生徒は、英語で差がつきにくかったのではないかと考えられます。
★社会の大幅UP
平均点が昨年度から8.2点の大幅UP!
こちらは英語の逆で、40点以上の高得点者が多くなっています。
社会は得意な人と苦手な人で、大きく差がつく科目だったと考えられます。
Ⅱ.令和4年度の予想&対策
次に令和4年度の予想&対策です!
★読解力が必要
近年、会話文からの読み取りや日常生活との関連性など、読解力が必要とされる問題が増えてきています。
それに伴い、文章は長文に、資料や図は多様になってきています。
限られた時間の中で、設問を正しく理解することが必要です。
家で勉強する際、タイマーで時間を計りながらすると効果的でしょう。
★5科目平均点DOWN
実は今年から中学校の学習指導要領が変更になり、通知表の観点別の評価も変更されています。
3つの観点のうち、「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」の2つは、学校のテストにより大きな影響を受けます。
すなわち、今まで以上に学校のテストが通知表において重要視されていきます。
学校のテストで思考力を求める問題が増えるということは、入試でも増えていく可能性が高いです。
そうなると難易度が上がり、5科目平均点がDOWNするということになります。
そんな中で重要なのは、解きやすい問題を確実に正解することです。
まずは新研究のA,A+問題をすべて解けるようになりましょう。
その上でB問題で応用問題を練習し、高得点を目指していきましょう。
★数学・理科が難化!?
5科目の中でも、特に数学と理科は難しくなる可能性が高いです。
先ほどお伝えした読解力や思考力が必要な問題が出やすい科目になります。
数学では実際に、エスカレーターと階段が並んでいる場所を使った関数の問題が出題されています。
今後、図形の問題でも同じような形で出題される可能性があります。
数学の関数や図形、理科の計算問題はたくさん練習することが重要です。
苦手意識がある人は後回しにせず、早めに取り組みましょう。
Ⅲおわりに
上で紹介した対策はほんの一例です。
これからは総合的に「試験慣れ」が必要となってきます。
勉強の知識はもちろん必要ですが、それ以外にも時間の使い方をはじめ入試には様々な力が必要です。
東セミでは、「上野丘突破模試」を年に4回実施しています。
こちらは、すべてが大分県の入試問題そっくりに作られている東セミオリジナル模試となっています。
入試に近い問題を解けるのはもちろん、時間の使い方など学力とは別に必要な部分も掴むことができです!
さらに!!
結果の帳票を見ると、今後取り組むべき課題がはっきりと分かるようになっています!!
なんとこの上野丘突破模試、一般の方も受験OK!!
次回は7月4日(日)に実施します!
5月も下旬となり、入試が近づいてきています。
自分のできる問題を1つずつ確実に増やしていきましょう!!
理科と数学に強い塾 Tosemi 大野 陽介
参考資料元:大分県教育委員会 高校教育課