目指せ!中高一貫校 中学受験 5つのメリット
高校受験といえば馴染みがあるが、中学受験というと保護者の皆様にはどのように聞こえるでしょうか。「中学受験なんてしたことないよ」「中学受験しなくても地元の中学校に進学できるから必要ないよ」という声が聞こえてきそうです。それでもなお、大分県で中学受験にチャレンジしようというご家庭が多いのはなぜでしょうか。
どうして中高一貫校が良いのか
中高一貫校の最大のメリットは6年間の指導が受けられるという点だと思います。中高一貫校の生徒の最大の目標は大学受験になりますから、カリキュラムもそれに合わせたものに組み替えられます。ですから、中学校の間は英語と数学に力を入れて指導できたり、中学生の間に高校内容に入っていけたりするわけです。5教科全てを満遍なく3年間で仕上げる高校受験組に比べ、一貫校の生徒が高1段階で大きくリードするのにはこういう背景があるのです。
小学生から学習習慣がつく
中学受験には5つのメリットがあると思います。
1つ目は「小学校から学習習慣がつく」です。私が指導している受験生の平均学習時間が1日2時間~3時間です。多い生徒で4時間という生徒もいます。これは今後の中学・高校にも勉強習慣として受け継がれますから、大きなメリットになります。
2つ目は「テストの準備ができるようになる」です。小学校で行われるテストは授業を真面目に受けていれば100点が取れるというテストです。その結果、多くの生徒がそのまま中学校に上がり、最初の定期テストの壁にぶつかってしまうことになります。それに対し、受験を経験した生徒は毎週のテストとその準備の訓練を重ねていますから、中学校の定期テストは大きなハードルにはならないのです。
3つ目は「強い精神力がつく」です。中学受験科では、毎週膨大な宿題が課されます。それをさぼってしまうと当然厳しく説教され、次はしっかり宿題をしようと努力することになります。これらを積み重ねた生徒が中学生になって少々の困難でへこたれないのは私の経験上よく感じることです。
4つ目は「思考力がつく」です。中学受験で勉強する内容の多くは中学校レベルになります。とくに算数は方程式が使えないので、図式化してみたり、線分図をつくってみたりと自分で考える力が磨かれるのです。中学受験科時代は成績がなかなか振るわなくても中学時代あるは高校時代に躍進するというのはめずらしくないことです。思考力を小さい頃から鍛えた賜物なのだと感じます。
最後に、5つ目は「将来の選択肢が増える」です。中学受験をすれば、中興一貫校への進学も可能であるし、当然地元の公立中学校への進学も可能です。2020年に大きな教育改革が入り、今後の子どもたちの教育方針が混迷している現代に幅広い選択肢をもつことの意味は今後大きくなってくると思います。
いつから準備を始めればよいか
中学受験は一般的に4~6年生の3年間で必要なテーマを繰り返しながら固めていきます。ですから、理想は4年生からスタートするのがよいと思います。しかし、小学校時代にしっかり勉強をする習慣をつけさせたい、しっかり考える力をつけさせたいという場合はスタート時期にこだわる必要はないのではないかと思います。我々塾講師も本人のレベルを見極め、クラス指導あるいは個別指導で生徒をバックアップしていきます。受験科の勉強にご興味がある方はお気軽にお問合せ下さい。
まとめ
今回は中学受験に焦点を当ててお話をしました。中学受験のメリットを考えたとき、単に中学校に合格できるということ以上のメリットは得られると思います。中学受験の勉強は大変ですが、その後のお子様の人生において大きな財産になると考え、チャレンジしてみるのもよいかと思います。