どうしてこんなに熱いのか!?
熱血講師紹介に見る情報満点、厳しさ満点の先生たち vol.5
Tosemiの講師は日々、生徒に対し溢れ出るほどの愛情をもって熱血指導をしています。
「楽しくておもしろい」「わかりやすい」授業をする一方、全力で叱ることもしばしばです。
講師陣はどのようなことを大切にして指導にあたっているのでしょうか。
今回は大分の塾でクラス指導をしている、
かず家 理系担当の高原 晃一先生にインタビューをしてみました。
日頃の授業で心掛けていることは何でしょうか?
まず、最低限として分かりやすい授業をすることは常に意識しています。
授業の準備をするときにも、生徒の立場になって、
「内容をスムーズに理解できるか」
「ノートを取りやすい板書になっているか」
そして「先につながるか」を考えています。
目先の成績を上げる、志望校に合格をする、
それらはもちろん大切なことですが、
その部分だけに固執して考えるのでなく、もっと将来をみた指導ができるよう心掛けています。
では、生徒さんにはどのように授業に参加してほしいと思っていますか。
そうですね。
将来を意識しながら授業を受けるというのは決して簡単なことではありません。
ですので、授業の中にそのヒントとなる言葉や取り組みを行っています。
まずは、授業を受けるのではなく、自ら考え参加することが重要だと思います。
これは、クラス指導のみでなく、個別指導にも同じことが言えます。
その方法の1つとして、アクティブ・ラーニングのような参加型の授業を織り交ぜています。
このことで、今習っていることを最大限発揮するためには、
どのようにすればよいのかを、より深いレベルでの活用方法を考えることができます。
また、ノート1つにしても、単に「板書を写しなさい」ではなく、
なぜ板書を写すことが必要かの話をします。それも最後までこちらが伝えるのではなく、
最後の部分は生徒自身が考えられるよう意識しています。
印象に残っている生徒さんはいますか。
皆それぞれ特徴があり、一人ひとりが印象に残っていますが、
今回のテーマに則したところで言えば、数年前の中2の女の子ですね。
その生徒は、将来の目標がなく、勉強をする意味も分からず、授業をただ受けているだけ。
宿題もせずに、塾の友達と話すのを目的に来ていました。
ある日、私の授業で宿題を忘れたため別室に呼び出し厳しく指導をしました。
後になって本人から話を聞くと、当時は女の子ということもあり、
男の先生から本気で叱られたことはなかったそうです。
ただ、そのときの本気で叱ってもらったことをきっかけに、
自分の将来を本気で考え、将来の目標が出来たと言っています。
現在は、先生になるために勉強を頑張っており、
きちんと将来を考えて、今の行動をとれていると言っていました。
最後に、これから受験を向かる生徒さんに何かひとことはありますか。
「感謝」と「自分に負けない」ことですね。
受験自体はひとりでするものです。
ただ、その受験を迎えるまでは、決してひとりではありません。
学校や塾の先生・友達、多くの人たちと一緒だったからこそ、ここまで頑張れるのだと思います。
そして、一番応援してくれているのは、家族です。
これから先も、きついことや投げ出したいこともあると思います。
その時には、今まで応援してくれた家族に対する感謝の気持ちを思い出し、
その弱気になった心に負けず、一歩を踏み出してください。
それが、将来につながる大切な一歩です。