こんにちは、明野教室の上石です。
今回は、「教えて!生徒との感動ストーリー」ということで、私が担当しました思い出深い生徒を紹介していきます。
◆「先生、ありがとう…!」
4年前の中3生、Aさん。
小学5年生でTosemiに入会し、ご両親が舞鶴高校卒業生ということで、当時の志望校は舞鶴高校でした。
とにかく明るく、勉強にも部活にも学校行事にも、何でも全力投球。
友達からの信頼も厚く、前向きで素直な性格の持ち主でした。
成績はグングン伸びていき、中2の時点で偏差値68に到達。
志望校合格はほぼ間違いない状況となっていました。
そんなAさんが中3の秋頃だったでしょうか、上野丘高校を挑戦することを宣言します。
そこから、またギアがもう一段階上がり、さらに頼もしくなっていきました。
迎えた合格発表当日。
私は、舞鶴高校の合格発表に足を運んでいました。
全高校9:00一斉発表。
9:10私の携帯電話が鳴ります、Aさんからです。
Aさんは涙ぐみながら、「先生、ありがとう…!」。
この言葉、この瞬間は今でも私のエネルギーの源です。
※ちなみに、Aさんと私が電話で話をしているところがその日の夕方のニュースで放送されました。びっくりでした。
「先生、ありがとう…!」シンプルな言葉ですが、5年間の想いがもの凄く伝わってきました。
◆「先生、ごめん。俺のためにあんなに一生懸命やってくれたのに…」
忘れもしません。
普段はちょっといたずらっ子で、よく私に叱られていた野球好きのBくん。
「ええ加減にしろ!」 「お母さん泣くぞ!」
しかし、本当は優しい子で、思っていることと逆のことを言ってしまうシャイな性格の持ち主でした。
そんなBくんは、高校入試で惜しくも涙を呑みます。
合格発表から1週間後、Bくんは一人で教室にやってきます。
私を目の前にして、号泣しながら、
「先生、ごめん。俺のためにいつも一生懸命やってくれたのに…。」
悔しかったんでしょう、モヤモヤしていたんでしょう、ひとしきり泣いていました。
普段からは想像もつかない姿でした。
Bくんは去り際に、教室の玄関前で、私にこんな言葉を宣言するように残して帰りました。
「3年間、ありがとうございました。Tosemiに通って本当に良かったです。」
思い出すと本当に涙が出てきます。
Bくんは、合格を勝ち取ることは出来ませんでしたが、人として大切なことに気づくことができました。
「感謝の気持ち」
Bくん、先生はあなたをずっとずっとずっと応援しています!
甲子園行けよ!大学入試で晴らせよ、高校入試の悔しさを!
高校入試のゲームセットは、大学入試が終わってからだぞ!
◆「あなたの誇りになる!」
昨年の中3生から贈ってもらった言葉です。
「あなたの誇りになる」
全員の進路が決定した数日後、最後の思い出作りとしてBBQを開きました。
楽しんで片付けも終わった頃、私は突然目隠しをされます。
その後、生徒が私を取り囲み、歌をプレゼントしてくれました。
その歌詞に「あなたの誇りになる」という一節がありました。
この子たちとは、3年という長い月日を共にしてきました。
成績が上がった時も、下がった時も。
楽しかった日々の授業も、説教も。
いつも一緒に走り続けてきました。
そんな戦友(生徒)が「あなたの誇りになる」。
何よりもうれしく、想いがつまった言葉でした。
ありがとう、最強明野軍団。
キミたちは、先生の誇りでしたよ!