子どもに早寝早起きをさせるための5個のコツ

2018-06-29 23:07

成長期の子どもにとって、十分な睡眠は何よりも大切です。しかし、テレビやゲーム、スマホなど、身の回りに便利なものがあふれている現代の子どもはどうしても夜更かしをしがちで、悩んでいる親御さんも少なくないでしょう。今回は、子どもの夜更かしの改善法や効果的な親のふるまい方などをご紹介します。

早寝早起きのコツ1:決まった時間に寝て起きる

早寝早起きは一つの習慣です。習慣は、同じ行動を毎日欠かさず取ることで身につきます。早寝早起きの場合は「朝は何時に起きて、夜は何時に寝る」と具体的な時間を決めて、日々守るようにします。早い人なら1ヶ月もすれば、体が自然とその時間に動くようになります。長期の休みや旅先でも、なるべく決めた時間から大きく外れないように気をつけることが大切です。

就寝時間を決めると帰宅後寝るまでの時間が計算できるので、時間管理もうまくなります。だらだら過ごして、気がつけば夜の11時…などということもなくなるでしょう。

ゲームやスマホなどは一定の時間になったらすべて見えないところにしまいましょう。目の前にあるとどうしてもやりたくなってしまいます。寝る前は、ゲームやスマホではなく本を読むのがおすすめ。子どもと一緒にベッドに入って絵本を読み聞かせるのもいいですね。

早寝早起きのコツ2:朝ごはんをきちんと食べる

小中学校を中心に「早寝早起き朝ごはん」運動が行われていますが、早起きを習慣づけるのに、朝ごはんはとても重要です。

脳はブドウ糖を必要としますが、ブドウ糖は蓄めておくことができないので不足したら補う必要があります。朝は、このブドウ糖が欠乏している状態ですから、ごはんを食べて補給しなければなりません。朝食を毎日食べる子どものほうが学力や体力が高いという調査も出ています。

また、ごはんをしっかり噛んで食べることで、脳が刺激され胃腸も働き始めます。朝ごはんを食べることで、体を自然と目覚めさせることができるのです。

早寝早起きのコツ3:昼間思いっきり身体を動かす

早寝と早起きは相関関係があり、早く起きれば、夜も自然と早く寝られるようになります。ですから、まず早起きをさせること。これが重要なポイントになります。

さらに、昼間体をしっかり動かすことが大事です。子どもは体力があるので、エネルギーを使い切れないとなかなか寝つけないことがあります。逆に、無理しても起きていられる大人と違い、子どもは疲れれば自然と寝てしまいます。ですから、昼間に外遊びなどでたっぷり体を動かしてエネルギーを使い果たせば、夜は自然と早く寝るようになります。

早寝早起きのコツ4:夜は照明を暗くする

夜眠くなるためには、自律神経の副交感神経が優位になる必要があります。しかし、夜になっても昼間のように明るい照明の下にいては、いつまでも交感神経が優位のままでなかなか眠くなりません。宿題が終わったら、部屋の明かりは少し落として過ごしましょう。

寝る部屋の明るさも重要です。一般に、スムーズに眠れる明るさは豆電球1個程度といわれています。

早寝早起きのコツ5:親もガマンする

帰宅後は親にとってもリラックスタイムですから、テレビを見たりしたい気持ちはよくわかります。しかし、テレビを見ながら子どもに「早く寝なさい」と言っても、まったく説得力がありません。

子どもに早寝早起きの習慣をつけたいなら、親もぐっとガマンしましょう。見たい番組があるなら、録画しておいて子どもが寝た後に見ればいいのです。また、親が遅起きなのに、子どもにだけ早起きの習慣がつくこともありえません。子どもの習慣づけはまず親が見本を見せるところから始まります。

まとめ

成長期の子どもにとって、睡眠の量や質は頭や体の成長に大きな影響を与えます。早寝早起きは一度習慣になってしまえば、難なく継続できるようになります。ポイントは習慣になるまで続けること。そのためには親も努力して、お手本を見せるように心がけてください。

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