教えて!⽣徒との感動ストーリーVol.7

2018-07-18 21:42

教えて!⽣徒との感動ストーリーVol.7

 

こんにちは。大分の進学塾、東セミ森町Passionの鈴木です。

今回の「教えて!生徒との感動ストーリー」は私が担当します。

 

 

 

その生徒さんは小学生のころから通ってくれていました。 

算数が特に苦手で、

分からない問題だと「分からん・・・」と投げてしまうことも多々ありました。

 

自分のできない問題は後回しにしてしまうのは、中学生になっても変わらず。

詳しく説明したり、注意を促してもなかなか耳を貸すことはありませんでした。

 

中学校に進学し、初めてのテスト。

数学は60点に届かず、全体でも300点そこそこ。

平均点にも全く届いていませんでした。

 

その後も、テスト前には勉強するものの250~300点をいったりきたり。

「次は頑張ります・・・」

テストを重ねるごとに、自信を失い、

その言葉を自分でも信じられなくなっているようでした。

 

なかなか成績アップのきっかけをつかめないまま、中2生になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転機は2年生の1学期に訪れました。

あるきっかけで部活を休むことになり、土曜に空き時間ができたのです。

5月から、その時間を塾で勉強する時間に充てるようにしました。

塾で勉強するようになりましたが、最初から歯車がかみ合っていたわけではありません。

 

教室に入っても不機嫌な様子で、こちらの指示にもいやいや従う素振りを見せていました。

ただ、自分でも成績を上げる必要性を感じていたのでしょう。

そばに座って話しかけたり、教えたりしているうちに、

徐々に態度から険がとれて素直に話を聞いてくれるようになってきました。

 

自習に通うようになって1か月ほどしたころです。

最終コマも終わり、生徒たちが教室を出る時間になりました。

いつもなら時間がくると、

すぐに荷物をまとめて教室をでていっていたのですが、その日は違いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の使っていた机はもちろん、他の生徒が使った机まで掃除をしてくれていました。

私が「ありがとう」とお礼を言うと、照れ隠しのようにはにかんだ笑顔で応えてくれました。

その姿を見て、私はその生徒が大きく変わったことを確信しました。

 

それから、勉強に対する集中力が格段に増し、

長時間の自習でも集中を切らさずにできるようになり、

次のテストに向けてしっかりとした手ごたえを感じました。

 

そして、テスト結果。

前回は5科目で250点そこそこだった点数が、

なんと140点以上アップ!

 

大台の400点にはあと少し及ばなかったものの

平均点を大きく上回り、自己ベストの結果となりました。

 

特に小学生のころから苦手だった数学は80点を超えることができました。

素直にうれしかったようで、数学を担当しているトレーナーから、

「数学の点数が上がったことでお礼を言われました」と報告を受けました。

 

このテストで自信をつけたのか、勉強に対して厭うことなく自習に来るようになり、

分からないことを質問するという積極性が以前よりもでてきました。

そして何より、成績が上がったことに対して

感謝を口にできる素直な気持ちが表に出てくれたことが成長の証でしょう。

 

素直に感謝する姿勢が成績アップの原動力になったといえます。

 

 謙虚さや素直さが成績アップにつながることを

実践してくれたその生徒に、私は今でも感謝しています。

 

大分の進学塾 東セミ森町Passion 鈴木

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