こんにちは。大分の学習塾、東セミの高校部 大学受験専門館
東進大分駅前校の大川です。
2020年の教育改革にともない、日本の教育が大きく変わろうとしています。
現在の高校1年生からはセンター試験がなくなり、共通テストが行われます。
文法試験はなくなり、4技能(speaking , listening , writing , reading)の実力を測る入試に変わっていきます。
TOEICやTEAPといった民間の検定を入試に取り入れ、より実践的な英語力が問われる時代となるのです。
しかし、一方でこの改革の大きさを実感できていないのも事実です。
今回は、文科省の英語教育に関する有識者会議に出席し、実際に2020年の教育改革に尽力している、
東進衛星予備校 安河内哲也先生をお招きして、
中学3年生を中心に本当の英語の勉強法と教育改革についてお話いただきました。
その公開授業の様子を少しご紹介したいと思います。
「英語なんて言葉なんだ、やれば誰だってできる!」
授業冒頭から、改革への強い思いを感じました。
今回の授業ではノートをとることは禁止。静かなの禁止。
隣どおしでペアをつくり、会話をしたり、ワークをしたりと、まさにアクティブラーニング型の授業でした。
難しい文法事項など一切使いません。英語の文章を読ませて、ペアの人と話をさせる。
とにかく話す、話す、話す。
改めて、誰かと話をすること(コミュニケーションをとること)は楽しいと感じることができたと思いますし、
英語って簡単なんだと思えた生徒も多かったと思います。
安河内先生の公開授業 生徒アンケートより
本当に楽しかったというものばかりでした。
実に99%の生徒が面白いに丸をつけていました。
安河内先生のお話を伺う機会がありました。
本当の意味でアクティブラーニングを実践できているところはまだまだ少ない。
そんな英語教育の場をぶっ壊すのが今回の教育改革の目的。
その爆弾はすでに設置したので、あとはどうなるか見守るのみ。
その変化の大きさに、きっと世の中が驚く。
今の高校1年生は改革初年度の生徒です。
センター試験ではReading 200点 Listening 50点ですが、
共通テストではReading 100点 Listening 100点になります。
聞き取りも「1回読み」が採用される可能性もあります。
何もしなくても、2020年には本当に大きな変化が待っているのです。
SpeakingやListeningの対策は必要不可欠です。
あと3ヶ月で何とかすることはできなくても、2年あれば何とかできるかもしれない。
今回の公開授業で、少しでも、自分自身の課題を見つけられたら、
また英語を勉強したいと思ってくれた生徒がいてくれたら、本当によかったと思います。