受験シーズンになると心配になるのが「インフルエンザ」ですよね。中学受験か大学受験まで、受験シーズンとインフルエンザのピークは例年重なる傾向にあります。せっかくの今までの努力がインフルエンザで無駄になった…ということがないように、ここではインフルエンザの今年の傾向や予防接種についてご紹介します。無事に受験を乗り切るための参考にしてくださいね。
インフルエンザと風邪の違い
風邪は咳やくしゃみ、のどの痛みなどの症状が出ます。インフルエンザは風邪の症状をさらに重篤化させて、38度以上の高熱が出るのが特徴です。さらに、感染すると症状が急速に出るのも特徴。朝とても元気だった人がインフルエンザウィルスに感染して、夕方に症状が急に出る、ということも少なくありません。
2018年度のインフルエンザの傾向とは
インフルエンザには大きく分けて「季節性インフルエンザ」と「新型インフルエンザ」の2種類があります。季節性インフルエンザは例12~3月に流行シーズンを迎えるインフルエンザウイルスA型、B型、C型が該当します。新型インフルエンザは、従来の季節性インフルエンザウイルスが何らかの原因で変異し、新しい型になったインフルエンザを指します。新型インフルエンザに対しては、今までの予防接種ワクチンでは抗体がつかず、感染確率が上がり世界的な大流行(パンデミック)を引き起こす可能性があります。
新型インフルエンザの流行宣言が出されたら、不要不急の外出を控えて感染しないように
努めましょう。なお、新型インフルエンザが流行した後は、その後は新型インフルエンザも季節性インフルエンザとして見られることがほとんどです。例えば、平成21(2009)年に世界的な大流行となった新型インフルエンザ(H1N1)pdm2009ウイルスは、現在では季節性インフルエンザとして見られています。
インフルエンザの流行シーズンになったら、インフルエンザの流行状況や新型の有無なども合わせて確認しておきましょう。
予防接種を始めとしたインフルエンザ予防対策を行おう
インフルエンザに感染しないようにするには、予防対策を行うのが効果的です。受験シーズンを乗り切るためのインフルエンザ予防対策は以下の通りです。
・流行シーズンが来る前に予防接種を済ませておく
・外出先から戻ったら手洗いとうがいをする
・適度な加湿をする
・流行シーズンになったら人込みは避け、外出時は必ずマスクをつける
・栄養と睡眠をしっかりとる
・少しでもおかしい、と感じたら受診する
インフルエンザの予防接種は、インフルエンザの感染を防ぐだけでなく、もしも感染してしまっても重篤化が防げます。さらに、より多くの人が予防接種を行うことで、インフルエンザウイルスの広がりを最小限に抑えられる効果もあります。
また、急な高熱や倦怠感など、インフルエンザと思しき症状が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。インフルエンザに感染したら、まずは治療が第一です。また、受験生はどうしても深夜まで勉強してしまったり、学校や塾との往復で疲れてしまったりします。無理をせず、必ず適度な休息と睡眠をとり、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
まとめ 早めの対策で受験シーズンを乗り切ろう
インフルエンザに関する知識から予防方法についてご紹介しました。流行シーズン前に予防接種をしておけば、万が一インフルエンザに感染しても重篤化が防げます。シーズンを迎えると病院が混んでしまうため、余裕をもって予防接種を済ませておくのがおすすめです。