3月に県立高校入試が終わりました。
おおよそどの県でも7月には各科目の平均点が出てきます。
大分・宮崎・福岡、各科目の平均点(得点率)は以下の通りでした。
※各県で満点が異なるため、100点満点換算の得点率に変更しています。
さて、これだけを見ても対策は建てようがないのですが、もう一つのデータを見ると、あることがわかってきます。
【大分県の公立高校入試の得点分布(各科目60点満点)】
【宮崎県の公立高校入試の得点分布(各科目100点満点)】
まず英語
毎年、得点分布が山型の正規分布にはならずに、横に広がります。
要は、高得点の生徒も多いが、点が取れない生徒も多くいる。
=英語は点数差がつきやすい。
高校入試の攻略する上で、非常に重要な科目
大学入試で文系でも理系でも英語は大切だという話がありますが、その前の段階、高校入試の時に、すでに英語は非常に重要なんですね。
今は小学5・6生の時に2年間英語を学習した前提で中学英語が始まりますから、すでに中学校に入る段階で差がついているのです。
もし、小学生のうちから英検にチャレンジできるのであれば、ぜひチャレンジさせてあげてほしい。
そう思います。
次に数学
今年の大分県の入試では、数学の高得点者も多く出ましたが、例年は令和5年度の宮崎県のように、高得点者が非常に少ない科目になります。
高得点者が少ないと、上位校を狙う生徒も得点がばらけます。
=数学で上位校の合否が決まる。
上位校を狙う上で、非常に重要な科目。
ただ、高得点者が少ない科目は、例年、変わることもあります。令和5年度の大分県は社会がその科目でした。
高校入試の攻略には、武器(得意科目)を作ることが非常に重要ですが、
得点差の付きやすい英語、上位を狙う上で必須の数学。
これがわかっているとまた戦略が変わってきます。
東セミでは、
中1では、苦手を作るな!(中1で苦手科目(嫌い科目)が出ると、その後の2年間が本当に大変)
中2では、武器を作れ!(難度の上がる中2からは、負けない科目を作って自信をつける)
というテーマで指導しています。
中3になってからは、戦略的に学習して合格を勝ち取れるように、生徒面談の頻度を増やして一人一人の状況を見ながら合格に向けて指導していきます。
今年の入試は、3月5日(火)ですね。例年よりも少し早めの入試ですが、準備をして戦略的に学習していきましょう。