今日は大分県では推薦入試の合格発表があり、
大分上野丘高校や大分舞鶴高校をはじめとする複数の高校で推薦合格者がでました!
つぎは3月入試!
大分、福岡、宮崎に教室を展開している東セミですが、
その3県とも、公立高校入試(一般入学者選抜の学力検査)が3月5日(火)に行われます。
この、3月の入試日に向けて全力で学習する!!
というのがお父さん、お母さんのときの常識。
ところが、最近、この常識が変わりつつあります。
福岡県の公立高校では、
推薦入試が4,120人の上限に対して志願者は6,162名。
特色化選抜が8,504人の上限に対して志願者は9,210名。
特に、特色化選抜は、2019年に749名の上限でスタートし、2024年に8,504名まで強烈な勢いで増えていっています。
その結果、例えば武蔵台高校では、定員400名のうち、推薦・特色化合格者で368名が合格となり、3月の公立高校入試での定員枠はわずか32名!
ということも起きています。
宮崎県では、
推薦入試が3,152人の上限に対して志願者は5,364名。
2022年から自己推薦型を導入して、生徒が希望すれば校長推薦が不要で出願できる形になっています。
その結果、例えば宮崎西高校の理数科では、倍率が8.63倍!まで上昇しています。
大分県では、
推薦入試が1,324人の上限に対して志願者は1,178名。倍率は0.89倍。
こちらはまだまだ推薦入試に変更はありませんが、他県の動きをみると、近いうちに大きく変わる可能性があります。
高校受験で、推薦入試、特色化選抜の枠がどんどん広がってきているんですね。
福岡県、宮崎県は入試のチャンスは2回あり、ざっくりですが
推薦・特色化(1月・2月)+一般入試(3月)を、1:1ぐらいの割合の募集になっています。
推薦入試や特色化選抜の結果は2月上旬にはわかりますので、
3月の公立高校入試(一般入学者選抜の学力検査)を受けない生徒が半数いるということです。
それでは、推薦入試や特色化選抜ではどうやって合否を分けるのか。
学校によって基準は様々ですが、基本的には
内申点、学科試験、面接、小論文などです。
特に、内申点(通知表の評点)は基準を満たしておくことが出願の条件である場合もあるので
しっかりと確保しておくことが、今まで以上に重要になっています。
昨年の大学受験では、入学前年の12月までに行われる「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」で入学した学生の割合が50.7%となり、「年内入試」が初めて50%を超えました。
そうした動きがある中での、高校入試での推薦入試や特色化選抜の枠の拡大。
大学受験も高校受験も
入試は1発勝負!
ではなくなっているんですね。
だからこそ、中1の時から定期テストで結果を出して、内申点を確保していくことが大切なんです。
それで、最初から内申点を確保することが高校生になっても活きてくる。
大学受験の入試方式は下記のブログもご覧ください。
入試は1発勝負ではなく、
高校受験は中1から、大学受験は高1からの積み上げで
複数回、入試を戦っていく!
これが、今の常識になってきています。