新学年になって1ヶ月余りが過ぎました。
中3生や高3生はいよいよ受験生ですね。お子様の様子はいかがでしょうか。
さて、この受験生という言葉。
受験がある学年である、中3生、高3生は当然そのように言われることが多いですが、
この言葉は時期的なものなのでしょうか?
高校受験に関していえば、中2生や中1生も、2年後、3年後には受験があるわけです。
たとえ入試まで1年を切った中3生であっても、中2生の時と全く変わらない、部活や遊び、スマホに夢中な生活をしていたら・・・
逆に、今よりも学力を上げようとしていて課題以外にも積極的に取り組んでいる中2生、中1生がいるとしたら、
どちらが受験生(受験に向けて動けている)かは明らかです。
東セミでは、受験生の定義を
予習と復習の両輪で学習できる生徒
と位置付けています。
塾に通っているお子様も多いので、そこで予習をしたとして、あとは復習。
ここがポイントになります。
中3生になると、学校からの課題で新研究やセミナーなどの教材を活用した復習も課題として出てきます。
その課題だけではなく、
自分の苦手を自分で取り組める生徒
これが受験生です。
課題以外の苦手を克服するための、自分だけの学習
これが、中3生では非常に重要になってきます。
なぜ苦手克服の学習が大切なのか。
理由として以下の3点があります。
1。苦手科目は克服まで時間がかかる
そもそも成績が目に見えて上がるのは、継続的な学習で数ヶ月〜半年と言われています。
秋ごろから、この科目は伸びしろがあると始めても、伸びずに終わることもあるのです。
2。上限値が決まってしまう
苦手科目をそのままにしていると、取れる点数の上限値も決まってしまいます。
そのため、受験校選びの選択肢の幅が狭まってしまいます。
3。バランス型の方が入試は有利
入試の平均点は年によって大きく変わります。
数学が突出して得意だったとしても、その年にたまたま数学が易しくて点数差があまりつかなかったら・・・。
得意苦手がはっきりしている生徒は、模試も入試も点数が安定しません。
小さなところからで構いません。
例えば、学校で、苦手科目の単元確認テストがあるとするなら、
全力で勉強して、自信をつけましょう!
これがまず第一歩です。
苦手科目や単元を意識的に克服しようとする。
これが受験生である条件であり、まずやるべきことです。
とはいえ、なかなか思うように学習できないこともありますよね。
苦手科目であればなおのこと。
その場合は、ぜひ塾の自習スペースや図書館などを活用して
ちょっと気持ちを変えてやっていくと良いですよ。