【大分県立高校入試】2027年度から「第3志願」制度が導入!その内容と受験生への影響

2026-04-09 20:50

大分県立高校入試が大きく変わる!2027年度から「第3志願」を導入

大分の教育現場に、また一つ大きな変化が訪れます。 大分県教育委員会は、2027年度(令和9年度)の県立高校入試から、新たに「第3志願」制度を導入することを発表しました。

今春、大きな話題となった「2次試験の廃止」と「第2志願の導入」に続き、さらに踏み込んだ改革が行われます。 今回の発表内容と、それが中学生や保護者の皆さんにどのような影響を与えるのか、ポイントを整理して解説します。


💡 今回のニュースの核心(3つのポイント)

  1. 「第3志願」の新設 2027年度入試より、第1・第2志願ともに不合格だった生徒を対象に、さらに欠員のある学校・学科へ出願できる「第3志願」が導入されます。

  2. 追加の試験はなし 第2志願と同様、第1次入試の学力検査の結果や調査書(内申書)を用いて合否を判定します。つまり、何度も試験を受け直す必要はありません。

  3. 今春(2026年度)の結果 2次入試を廃止して「第2志願」を導入した今年の結果も公表されました。第2志願を利用した98人のうち、90人が合格。制度が有効に機能したことが示されました。


🔍 この制度変更が持つ「3つの意味」と影響

今回の改革は、単に「志望校を増やせる」というだけではありません。そこには、大分県の教育環境を改善しようとする強い意図があります。

① 受験生の「心理的・経済的負担」の大幅な軽減

かつての「2次入試」は、一度不合格を経験した後に、改めて別の学校で試験を受け直す必要がありました。 これは15歳の受験生にとって精神的なダメージが大きく、保護者にとっても追加の受験料や手間がかかるものでした。第3志願までが共通の試験結果で判定されるようになれば、「一回の試験でのチャレンジが増える」ことになり、受験生のメンタル面での支えとなります。

② 「公立高校」という選択肢の最大化

第3志願まで広がることで、公立高校に入学できる可能性が格段に高まります。「どうしても公立へ行きたい」というニーズに対し、より広域でマッチングが行われるようになります。

③ 地域の高校の活性化と定員割れ対策

大分県内では少子化の影響で、一部の地域の高校で欠員が生じやすくなっています。 第2・第3志願と枠を広げることで、都市部の志願者が地域の特色ある学校へ目を向けるきっかけを作ろうとしています。これは、地域の高校を存続させ、教育の多様性を守るための戦略でもあります。


⚠️ 今後の受験生が意識すべきこと

  • 普通科の地域制限に注意 第2志願(および今後導入される第3志願)の普通科への出願には、中学校の所在地による制限がある場合があります。どの学校が選べるのか、事前の確認がこれまで以上に重要になります。

  • 「行きたい学校」の幅を広げる 第1志願だけでなく、「ここなら行ってもいい」と思える学校を複数見つけておくことが、新制度を活かす鍵となります。

【最重要ポイント】大分市内の人気校がさらに激戦に?

市外の子どもたちの中で、「地元の学校は定員割れをする可能性があるので、第2志願、第3志願でカバーできる」という判断も起きてくるでしょう。 その結果、第1志願校出願の段階で、大分市内の人気校にさらに生徒が集中する可能性があります。


まとめ

大分県の入試改革は、「試験の点数で選別する場」から「生徒と学校を柔軟につなぐ場」へと進化しています。

2027年度からの「第3志願」導入は、不合格者が少なくなり、受験生にとってよりチャンスが増える前向きな変化と言えるでしょう。 一方、県全体としては第1志願の段階で市内の高校にチャレンジする生徒が増えることも予想されます。新しい制度を正しく理解し、後悔のない進路選択をしていきたいですね。

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