2026年9月30日、文部科学省が令和8年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の都道府県別結果を公表しました。大分・宮崎・福岡の結果を、保護者の方向けにまとめます。
この記事の要点
- 大分県は小学校の国語・算数で全国平均を上回った
- 大分・宮崎・福岡とも、中学校の数学と英語は全国平均を下回った
- 家庭では「解きっぱなしにしない」振り返りの習慣が効果的
2026年全国学力テストの全国平均は?
全国の平均正答率は、小学校国語61.1%、算数56.6%、中学校国語64.2%、数学57.4%でした。対象は小学6年生と中学3年生で、中学英語は初めて4技能すべてをタブレットで解く形で行われました。
大分県の結果は?
大分県は小学校が国語63%・算数58%で、どちらも全国(公立)を上回りました。家庭環境に左右されにくく、学力の低い層が少ない県として国の資料にも名前が挙がっています。
中学校は国語64%で全国並みですが、数学は55%で全国を約2ポイント下回り、英語も全国より低めでした。一方、中学生の「学習習慣」は全国と比べても高く、「勉強はしているのに点数に結びつききっていない」状態といえます。

宮崎県・福岡県の結果は?
宮崎県は小中とも全国をやや下回り、特に中学数学は51%と差が大きめです。一方、生活習慣や「人の役に立ちたい」という気持ちは全国より高いのが強みです。

福岡県はおおむね全国並みです。ただ、小中とも家庭での学習習慣が低めに出ています。

| 小学校 国語 |
小学校 算数 |
中学校 国語 |
中学校 数学 |
中学校 英語 |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 大分県 | 63% | 58% | 64% | 55% | 全国を下回る |
| 宮崎県 | 59% | 54% | 61% | 51% | 全国を下回る |
| 福岡県 | 61% | 56% | 63% | 56% | 全国を下回る |
| 全国(公立) | 60.9% | 56.4% | 63.9% | 57.0% | スコア499 |
家庭でできることは?
3県に共通すること
大切なのは、自分で計画し、振り返る力です。国の分析でも、この力がある子ほど授業で主体的に学べている傾向が見られました。
- 間違えた問題は「なぜ間違えたか」まで振り返る
- 数学は途中の考え方を言葉で説明させてみる
- 英語は音読や短い英作文で「話す・書く」を習慣に
地域別のポイント
- 大分県:勉強の「量」から「質」へ。見直しの時間を計画に組み込む
- 宮崎県:整った生活リズムに家庭学習を組み込み、数学の基礎を固める
- 福岡県:時間と場所を決め、まず毎日机に向かう習慣をつくる
よくある質問
Q. 全国学力テストの結果は高校入試に関係しますか?
A. 合否に直接使われることはありません。ただ、得意・苦手を知る貴重なデータです。返却された個人票は、ぜひお子さんと一緒に確認してみてください。
Q. 中学2年生のうちにやっておくべきことは?
A. 数学・英語のつまずきを冬までに解消することです。中2の冬は内容が一気に難しくなり、受験学年での伸びを左右します。
東セミでは、一人ひとりの「つまずきの理由」に寄り添い、自分で学べる力を育てる指導を行っています。お気軽にご相談ください。
令和8年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【都道府県別】
文部科学省 国立教育政策研究所より
https://www.nier.go.jp/26chousakekkahoukoku/factsheet/prefecture_city.html
