大分県立大分豊府中学校の受検情報を網羅した完全ガイド。偏差値や倍率、適性検査、面接対策に加え、東セミの合格実績と独自カリキュラムを活用した受験サポートについても詳しくご紹介します。受験に必要な「5つの力」や過去問の活用法を取り入れて、豊府中学校合格に向けた準備を始めましょう。
目次
- 大分豊府中学校の基本情報と特徴
- 大分豊府中学校の偏差値と近い偏差値の九州の中学校一覧
- 過去数年間の倍率の推移と受験の難易度
- 大分豊府中学校の合格点
- 適性検査、面接内容のポイント:過去問もご紹介
- 適性検査を突破するための5つの力
- 大分豊府中学校合格のための学習塾をご紹介
1. 大分豊府中学校の基本情報と特徴
まずは、大分豊府中学校の所在地やアクセス方法、学校の教育方針について詳しくご紹介します。
1.1 住所とアクセス情報
- 住所:〒870-0846 大分県大分市花園3丁目3-1
- アクセス:最寄りの鉄道駅から距離がありますが、学校周辺には複数のバス停があり通学に便利な環境です。
最寄り駅
- 古国府駅:学校まで約2.1km(徒歩約26分)
- 南大分駅:学校まで約2.5km(徒歩約30分)
- 敷戸駅:学校まで約2.5km(徒歩約31分)
最寄りバス停
- 県立病院入口:学校まで約554m(徒歩約7分)
- 府内大橋:学校まで約270m(徒歩約3分)
- 花園:学校まで約696m(徒歩約8分)
鉄道駅からは少し距離があるものの、周辺にバス停が複数あるため、通学の利便性も高くなっています。
1.2 教育方針
次に、大分豊府中学校の校訓とスローガンについてご紹介します。
- 校訓:感動・理知・友愛
- スローガン:Challenge and Step Up with Passion
大分豊府中学校では、「感動・理知・友愛」を校訓に掲げ、学びに向かう情熱を持ち続けることを大切にしています。スローガンの「Challenge and Step Up with Passion」には、生徒一人ひとりが積極的に挑戦し成長していく姿勢が込められています。
2. 大分豊府中学校の偏差値と偏差値の近い九州中学校一覧
ここでは、大分豊府中学校と近い偏差値を持つ九州の中学校を紹介します。学校選びの参考としてぜひご活用ください。
2.1 大分豊府中学校の偏差値について
大分豊府中学校の偏差値は59で、大分県内でトップクラスの水準です。
この偏差値は県内外の進学校と肩を並べるレベルで、多くの受験生が目標とする難易度の高い学校です。
2.2 偏差値が近い九州の中学校一覧
学校名 | 県 | 種別 | 偏差値 |
志學館中等部 | 鹿児島県 | 私立 | 60 |
福岡教育大学附属小倉中学校 | 福岡県 | 国立 | 60 |
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校 | 宮崎県 | 公立 | 60 |
沖縄県立球陽中学校 | 沖縄県 | 公立 | 60 |
昭和薬科大学附属中学校 | 沖縄県 | 私立 | 59 |
池田中学校 | 鹿児島県 | 私立 | 59 |
弘学館中学校 | 佐賀県 | 私立 | 59 |
小倉日新館中学校 | 福岡県 | 私立 | 59 |
大分県立大分豊府中学校 | 大分県 | 公立 | 59 |
長崎県立佐世保北中学校 | 長崎県 | 公立 | 59 |
上智福岡中学校 | 福岡県 | 私立 | 58 |
佐賀大学教育学部附属中学校 | 佐賀県 | 国立 | 58 |
佐賀県立唐津東中学校 | 佐賀県 | 公立 | 58 |
長崎県立諫早高等学校附属中学校 | 長崎県 | 公立 | 58 |
引用:シリタス
これらの学校も高い偏差値で、豊府中学校と同様に優秀な生徒が多く集まる進学校です。それぞれの特徴や教育方針を比較し、自分に合った学校選びをすることが大切です。
3. 過去数年間の倍率の推移と受験の難易度
大分豊府中学校の志願者数や倍率の推移を見ていきましょう。志願者数の変化とともに、受験の難易度についても確認します。
3.1 大分豊府中学校の倍率推移
令和6年度の志願者数は237人で、募集人員120人に対する倍率は約1.98倍です。過去5年間の志願者数と倍率の推移は以下の通りです:
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 倍率 |
令和6年度 | 120 | 237 | 1.98 |
令和5年度 | 120 | 248 | 2.07 |
令和4年度 | 120 | 281 | 2.34 |
令和3年度 | 120 | 265 | 2.21 |
令和2年度 | 120 | 262 | 2.18 |
平成31年度 | 120 | 321 | 2.68 |
引用:大分県教育委員会HP
過去数年で志願者数と倍率は減少傾向にありますが、依然として約2倍と高い倍率が続いています。
3.2 受検の難易度
偏差値59であり、約2倍の倍率を誇る大分豊府中学校の受験は、高い競争率により難易度が安定して高いことが特徴です。特に志願者数は減少傾向にあるものの、倍率は約2倍前後を維持しており、合格を勝ち取るには基礎学力を固めることはもちろん、適性検査や面接対策も欠かせません。
4. 大分豊府中学校の合格点
大分豊府中学校の採点方式と合格点の目安について詳しく解説します。適性検査の内容も含めて、合格に向けた目標点を確認していきましょう。
4.1 採点方式と試験内容
大分豊府中学校の入試は、次の3つのパートで構成され、計240点満点です。
- 適性検査Ⅰ(国語・社会):100点満点
- 適性検査Ⅱ(算数・理科):100点満点
- 面接:40点満点
試験内容は、会話形式や図表・グラフを使用した出題が特徴で、記述による説明や考察が求められます。生徒の読解力や分析力など、思考を深める力を測る問題が多く、日常の知識を応用する能力も重視されています。
また、令和8年度入試からは、適性検査Ⅰの中で英語のリスニングが入ってくると発表されています。※配点に変わりはありません。
4.2 合格点の目安
合格点は年度ごとに異なり、110~160点前後とされています。難易度によって合格点が変動するため、年度ごとの過去問を解き、当時の合格ラインも参考にしながら実力を確認することが重要です。
5. 適性検査、面接内容のポイント:過去問もご紹介
大分豊府中学校の適性検査と面接の内容、そして対策のポイントについて解説します。過去問の活用や面接での振る舞いも含めて準備しましょう。
5.1 適性検査の内容と過去問の活用
適性検査は、国語・社会・算数・理科の知識を活用しながら、読解力・思考力・記述力・表現力・分析力を測る問題が多く出題されます。会話形式でのやり取りやグラフ・図表を利用した問題が頻出です。例えば、次のような会話から問題が始まります:
過去問の会話例
みさき:
先生、今のわたしたちの体のことで、昔の人たちと比べて何か変わってきたことがありませんか。
先生:そうね、これはどうかしら。7歳から17歳までの児童生徒の身長の年間発育量について、世代間で比較した調査結果がまとめられているわよ。
みさき:昭和15年生まれの人たち、昭和40年生まれの人たち、平成7年生まれの人たちの調査結果を表しているのね。
しゅん:昭和15年生まれの人たちって、祖父母の世代かな。
みさき:昭和40年生まれは、父母の世代ってことよね。
しゅん:平成7年生まれが、わたしたちの兄や姉の世代と考えればいいね。
みさき:そういえば祖父が、自分たちが若いときは14歳から15歳ごろが一番身長がのびていた、と言っていたわよ。
しゅん:世代によってどんなふうに変わったのだろう。
みさき:わたしたちの次の世代は、どんなふうに変わっていくのだろう。
先生:調査結果から将来の予測ができるかもしれないね。
こちらの会話と「身長の年間発育量の世代間比較」の表から設問を解いていきます。
このような問題を解くには、過去問を使って以下の点に注力し、解答の手順に慣れることが重要です。
- 問題形式の把握:出題傾向に慣れ、適切に解答する方法を身につける。
- 弱点の把握と克服:過去問で理解が浅い分野を見つけ、復習を徹底する。
- 制限時間内での練習:試験本番を想定した時間配分で解き、解答スピードを向上させます。
5.2 面接でのポイント
面接では礼儀や表現力も重視されるため、入念な準備が必要です。以下のポイントに留意して対策を進めましょう:
- 入退室や挨拶、挙手の仕方:はっきりとした声での挨拶や礼儀正しい態度で、面接官に良い印象を与えます。
- 自分の考えをわかりやすく伝える:質問には簡潔に答え、自信を持って話すことを心がけましょう。
- 視線を合わせた話し方:しっかりと面接官の目を見て話す練習をし、自然な表情で話せるように準備しましょう。
過去問の活用や面接での練習を通して、入試本番に向けた万全の準備を整えましょう。
6. 適性検査を突破するための5つの力
豊府中学校の適性検査では、読解力・思考力・記述力・表現力・分析力が重視されます。以下、家庭でできる「3行日記」を活用した学習方法を紹介します。
6.1 適性検査に必要な5つの力
大分豊府中学校の適性検査は、会話形式やグラフなどを使った問題が多く、読解力・思考力・記述力・表現力・分析力が求められます。各力の概要は次の通りです。
- 読解力:長文から要点を把握する力。
- 思考力:論理的に問題の意図を考える力。
- 記述力:考えを簡潔に伝える力。
- 表現力:わかりやすく構成する力。
- 分析力:データやグラフを解釈する力。
6.2 3行日記の活用法
「3行日記」はニュース記事を基に記述力や読解力を鍛える学習方法です。以下の手順で取り組んでみましょう。
- ① 要点の要約:ニュースを「いつ・どこで・誰が・何を・どうした」と簡潔にまとめます。
- ② 感想と理由:読んだ内容に対する自分の感想と、そう感じた理由を1行に書きます。
- ③ 自分の意見:「もし自分だったらどうするか」を自分の立場で考えてまとめます。
この「3行日記」で、文章の要約力や思考力が自然に養われます。
7.大分豊府中学校合格のための学習塾をご紹介
ここまでお読みいただきありがとうございます。
最後に大分豊府中学校受験で高い合格率を誇る学習塾「東セミ」をご紹介します!
2024年度入試では過去最多の49名合格を達成いたしました!
7.1 東セミ 小学部の紹介
小学部とは
東セミの小学部では、小学生のお子さまの夢に向かって頑張る力を育むことを目指しています。小学部には、中学受験を目指すコースと公立中学に進学するコースがあり、小学生のお子さまに最適な学習プランを選んでいただけます。受験コースでは、私立・附属中学を目指すクラスと、公立中高一貫校である豊府中学を目指すクラスがあり、きめ細やかな受験指導を行っています。公立中学に進学するコースでは、中学校の内容を先取り学習し、余裕をもって中学校生活をスタートできるようサポートします。
7.2 小学部のコース紹介
- 中学受験ダッシュ
大分市内の私立中学や附属中学を目指す小学生のお子さまのための中学受験特化コースです。四谷大塚NETのカリキュラムを採用し、3年生から6年生までを対象に、受験に必要な深い学びを提供します。 - 輝跡四谷大塚コース
中学受験をしないで公立中学へ進学し、高校受験や国公立大学受験を目指す小学生のお子さまのためのコースです。4年生から6年生を対象とし、中学での学習に余裕を持って臨めるよう、基礎を固めます。 - 豊府コース
公立中高一貫校である豊府中学を目指す6年生のためのコースです。豊府中学校の入試傾向に特化したアウトプット型の授業を行い、適性試験の実践的な演習を徹底的にサポートします。 - 情熱個別パッション
個別授業で、附属小学校の生徒や豊府中学受験を目指す小学生のお子さま、中学受験を目指す小学生のお子さまをサポートします。小学生のお子さまのペースに合わせた学習プランで、習い事と両立しながら効率的に学べるのが特徴です。 - Leaderコース
高校入試早期対策を行い、上位高校合格を目指す小学4~6年生のためのコースです。算数の文章問題や図形、国語の読解力、英語の基礎力を重点的に強化します。
私たち東セミは、生徒一人ひとりの努力が実を結び、志望校に合格するその日まで、全力でサポートしてまいります。
皆さんの夢を実現するために、私たちと一緒に頑張りましょう。