【2027】第2志望校制度とは?福岡は全日制の全校に拡大、大分・宮崎と比較

2026-10-20 12:00

福岡県教育委員会は2026年10月、2027年度の県立高校入試の要項を公表しました。一般入試の「第2志望校制度」が、全日制のすべての県立高校に広がります。大分・宮崎の仕組みとあわせて解説します。

この記事の要点

  • 福岡では、全日制のすべての県立高校を第2志望校にできます。
  • 大分では、一般入試で第三志願まで出願できます。
  • 宮崎では、2027年度は原則1校への出願で、2028年度から複数志願制が始まります。

福岡の第2志望校制度は、どう変わりますか?

この制度は、一般入試で、第1志望とは別の県立高校を1つ志願できる仕組みです。2027年度から、主に次の点が変わります。

  • 対象:全日制のすべての県立高校(これまでは指定された学校・学科のみ)
  • 学区:学区外の高校も選べます
  • 検査:学力検査を受け直す必要はありません
  • 出願:第1志望と同時(2月10日〜19日)。倍率の発表前に決めます
  • 変更:倍率の発表後の志願変更期間(2月22日〜26日)に、1回だけ変更・追加できます

ただし、第2志望校で選考されるのは、第1志望校で不合格となり、第2志望校に欠員(定員の空き)がある場合だけです。なお、推薦入試や特色化選抜では使えません。

大分・宮崎の仕組みとは、どう違いますか?

  福岡
(2027年度)
大分
(2027年度)
宮崎
(2027年度)
仕組み 第2志望校制度 第二志願・第三志願 同じ高校の別の学科を第2・第3志望に
(一部の学科は別の高校の普通科なども可)
志願数 別の高校1校 最大3校 原則1校
出願時期 第1志望と同時
(倍率の発表前)
第一志願の志願者が確定した後
(倍率がわかってから)
第1志望と同時
(倍率の発表前)
出願期間 2月10日〜19日
※志願変更期間(2月22日〜26日)に1回だけ変更・追加できる
2月22日〜26日 2月12日〜18日
※志願変更期間(2月22日〜24日)あり
条件 第2志望校に欠員があるときだけ 県教育委員会が発表した募集校・学科のみ。定員に達した学科は選考なし 別の高校を受けるには、欠員のある学校の二次募集へ(3月18日〜19日に出願、3月23日に検査)
日付は2027年。宮崎は令和8年度の実施細目による(令和9年度分は10月20日時点で未公表)。各県教育委員会の資料をもとに東セミ作成

3県で特に違うのは、第2志望を出願する時期です。

  • 福岡・宮崎:第1志望と同時に出願(倍率の発表前)
  • 大分:2月18日に倍率がわかってから、2月22日〜26日に出願

また、大分では、第二・第三志願でも学力検査の点数を使います。ただし、面接などがある学校は、指定日に受検が必要です。

一方、宮崎の出願は原則1校で、第2志望は同じ高校の別の学科です。

  • 理数科など一部の学科を第1志望にすると、別の高校の普通科なども第2志望にできます
  • 第1志望で不合格のときは、欠員のある高校の二次募集を受けられます
第2志望校など第1志望のほかに志願できる高校の数を2027年度入試の大分・福岡・宮崎で比較したグラフ

宮崎は、2028年度入試からどう変わりますか?

宮崎県教育委員会は2026年8月31日、2028年度入試からの新しい仕組みを公表しました。推薦と一般を、2月上旬に実施予定の「前期入学者選抜」に一本化し、第1志願(1校1学科)に加えて、第2志願として1校3学科まで出願できる「複数志願制」を始めます。

第2志願の高校で検査を受け直す必要はありません。つまり、今の中学2年生からは、宮崎でも福岡と同じように別の高校を第2志望にできるようになります。

第2志望校を考えるとき、ご家庭でできることは?

  • 第1志望だけでなく、第2志望校も早めに見学しましょう。
  • 「欠員があるときだけ選考される」点を、親子で確認しましょう。
  • まずは第1志望に合格できる力をつけることが、いちばんの近道です。

東セミは、大分・宮崎・福岡に教室があります。そのため、県ごとの制度をふまえた志望校選びのご相談ができます。お気軽にご相談ください。3県の入試日程は、大分・宮崎・福岡の公立高校入試を比較した記事をご覧ください。

出典:
・福岡県教育委員会「第2志望校制度について」
・大分県教育委員会「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜の実施要項」
・宮崎県教育委員会「令和8年度宮崎県立高等学校入学者選抜実施細目」
・同「令和9年度県立高等学校生徒募集(日程)」
・宮崎県教育委員会「新たな宮崎県立高等学校入学者選抜実施方針」(2026年8月31日)

 

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