💬点数だけじゃない!
子どもたちの「つまずき」と「気持ち」に寄り添う学びとは?
こんにちは😊
今回は、2025年春に行われた「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の結果から、
**テストの点数だけでは見えてこない「学びのヒント」**を一緒に見ていきたいと思います。
全国学力調査結果(点数結果)はこちら
✏️ テストの結果に見える“つまずき”
今年の全国学力テストでは、国語・算数(数学)・理科のすべての教科で正答率が下がる結果となりました。
でも、ただ「点数が下がった」で終わらせるのではなく、
**どこで・なぜつまずいたのか?**を知ることがとても大切です。
🔍 小学6年生が苦戦した「数直線と分数」
今回、特に正答率が低かったのが、
小学6年生の算数「数直線上の分数」の問題でした。
数直線の中で、1を超えた部分の数を分数で表す
という問題で、正しく答えられたのはたったの35.4%。
およそ3人に2人が間違えてしまったという結果です。
間違いとして多かったのは、正答の「5分の3」を「6分の5」と書くなど、
分母や単位の感覚にズレがあるケースでした。
国立教育政策研究所はこの結果について、
「0から1だけでなく、1を超える数も数直線でしっかり教えていくことが重要。
身近な例や具体物を使いながら、感覚的に理解させる授業が求められる」
とコメントしています。
👧🏻👦🏻 「理科や数学が好き」…と言えない子が多い?
男女別の意識調査も注目されています。
テストの点数には男女差はほとんどないのに、
「理科や数学が得意・好き」と感じているのは男子の方が女子より約20ポイントも高い結果でした。
これは、女の子の中に「理数は苦手かも…」という無意識の思い込みがある可能性も。
🌱だからこそ、どの子にも「分かった!」「できた!」という体験を届けることが大事です。
📚「授業がわからない」と感じる子が増加
テストの点数が下がった背景には、
「授業の内容がわかりづらい」と感じる子が増えていることも明らかになっています。
文部科学省の調査では、
「授業がよくわかる」と答えた子どもほど、テストの正答率も高い
という関係が見られました。
つまり、「授業を受け身ではなく積極的に参加していくこと」が、学力に直結しているということ。
🏠 家庭でできるサポートは?
学校での授業だけでなく、家庭での声かけや関わりが大きな力になります。
🍀こんな関わりを意識してみましょう:
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「今日の授業でわかったこと、教えてくれる?」
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「1より大きい分数って、どんなときに出てくるかな?」
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「お買い物のときに割引を分数で考えてみようか」
日常の中で「数」や「ことば」にふれることで、
子どもたちは自然と理解を深めていきます✨
📅 このあとの予定とポイント
秋以降に都道府県別の順位・詳細結果も公開されます。
でも、数字だけを見て「よかった」「悪かった」と決めつけるのではなく、
子どもがどんなところで迷っているのかを見つめ直すきっかけにしたいですね。
📌「わからない」は、学びのはじまり。
お母さんの声かけや日常の中のやりとりが、
子どもたちにとって一番の「学習支援」になります😊
また続報が入り次第、お知らせしていきます!